負動産化した物件を何とかしなくては！

画像のように廃墟と化してしまった別荘がすずらん村にも有ります。

長い期間放置されて屋根が傷み雨漏りが始まると建物は一気に傷みます。

オーナーさんも売却の努力をしていたようですが、なかなかうまくいきません。

この別荘に限らず売却出来ない、０円でも手放せない物件が幾つもあります。

２０２３年北軽井沢すずらん村管理事務所はひとつの決断をしました。

引き取ってしまえ。

売却先、譲渡先が見つけられない。相続させる事も出来ない・・・そんな土地・建物は決して無価値な訳ではないのです。コロナ禍を経験した人々の一部は田舎に癒しを求め始めました。昔であれば別荘地は別荘を建てる所。という固定概念しか有りませんでしたが今はそれだけではありません。芸能人が山を買ってキャンプしたりするのがとても輝いて見えます。

その流れでしょうか、別荘地を一区画だけ購入してその土地そのものを楽しむ方がチラホラと現れてきました。藪刈りをして片付けをしたらキャンプテーブルを出してコーヒーを楽しむ。秋は落ち葉を集めて焼き芋を焼いて。私のような田舎者の管理人では全然わからなかった１００坪を独り占めすると言う事の幸福。スペースを物理的に手に入れると言う事を求めている人は間違いなく居る。

コロナ禍も悪い事ばかりではなく、ここ浅間高原ではキャンプ場や民泊などが活発に利用されています。時代は変わったのです。

本年だけで当方は行き場の無い物件を三つ引き取りました。

そのうちの一つが画像の物件です。

今後の予定は建物を解体。解体後に水道と浄化槽は残ります。水道は通常本管から取り出して引き込んで蛇口一個付けるだけで６０万円位掛かります。浄化槽は単独浄化槽ですが・・・今は合併浄化槽しかありませんが工事費入れればそれだけで１００万円は下らないでしょう。

これらの資源をいかして何か出来るか・・・

北軽井沢すずらん村管理事務所はじっくりと取り組んで行きたいと考えています。